製薬業界でのアウトソーシングは成長傾向にあり、その勢いはとどまるところを知らないようです。業界は企業規模の大小を問わずこのトレンドに乗り、フルサービスのパートナーと協力の下、サプライチェーン問題のリスクを最小限に抑え、経費の削減、製品の市場投入プロセス全体を加速させています。
受託機関の技術的専門知識は、製造能力を持たない革新的な中小企業に対して、様々な段階的臨床試験を経た製品を最終的に商業生産へと円滑な移行をさせる重要な任務を負っています。
大手企業にとっても統合ソリューションプロバイダーの利用は、社内リソースを新製品開発に専念させられるメリットとなります。また、海外市場進出を視野に入れる企業により、国際的なアウトソーシングも増加傾向にあります。
統合的なソリューションプロバイダーは、医薬品、容器、クロージャー、ドラッグデリバリー・デバイスなどの相互作用、一体化システムの形成について、日々、実践的知識を提供します。それにより、一次容器やドラッグデリバリー・デバイスの設計から製造・アッセンブリに至るまでの各ステップの最適化への独自の視点が得られるようになります。
ガラスやデバイス本体から自動組立装置まで、ワンストップで提供できるパートナーとの連携は、複雑化している市場において、サプライチェーンを簡素化し、一つの目標に向かってリソースを集中させることが可能となります。
出典:Biopharma outsourcing goes international – Pharma Manufacturing(バイオ製薬企業のアウトソーシングが国際化-ファーマ・マニュファクチュアリング)
著者 David Lin(デイビッド・リン)、バイオプランアソーシエイツ、テクニカルリサーチ部門シニアディレクター
2021年10月22日